こんにちは
豊東珈琲工房 in 豊東青果店です。
今回は近年よく聞くことも増えてきたと思います
スペシャルティコーヒーについて書いていきたいと思います。
1.コーヒーの質の歴史
・スペシャルティコーヒーコーヒー以前(1960年代)のコーヒーの質は
安かろう、悪かろう、薄かろうといったものでした。
・これはコーヒーの美味しさが客観的に評価できないものであり、
コーヒーの品質の定義を欠点豆や「不快な味や臭い」の有無によって
評価されていたためでした。
・ここで1978年にスペシャルティコーヒーという名称が使用され
その概念が生まれました。
・当時のスペシャルティコーヒーは生産国を冠したものや
フレーバーコーヒー、オーガニックコーヒーのことを指していました。
・1982年以降アメリカスペシャルティコーヒー協会(SCAA)の設立から始まり
各国でもスペシャルティコーヒー協会が設立されていき、
スペシャルティコーヒーの定義が明確化されていくこととなります。
2.スペシャルティコーヒーの定義
・1990年代カッピングによる評価方法が誕生しました。
SCAAのカッピングシートにのっとった評価で80点以上取ったものが
スペシャルティコーヒーと認定されています。
3.スペシャルティコーヒーの要件
・SCAAのカッピング評価によってスペシャルティコーヒーは決められますが、
カップに入る前の要件というものもあります。
以下がその要件となります。
ートレイサビリティ:簡潔にいうと生産者の顔が見えるということです。
農園の環境、栽培状況に肥料や農薬の種類や使用状況を
公開していること等です。
-サスティナビリティ:持続可能性のことで、適正な取引がなされて安定した供給
をされる、持続可能性のある方法で栽培されていると
認証されているもののことです。
-インフォメーション:そのコーヒーに関する情報が公開されていることです。
-テロワール:ワインのように土壌等の生育環境の特徴が
味に反映されていることを指します。
-キャラクター:生産国だけでなく、同じ国のなかでも標高、品種、地質といった
味に影響される要因が多々あります。
このキャラクターがはっきりしていることが
要件の一つとなります。
4.スペシャルティコーヒーピラミッド
スペシャルティコーヒーの現在の認識としまして以下となります。
・Top of Top:SCAJ、COEの評価が88点以上のもの
・Top Specialty Coffee:SCAJ、COEの評価が85点以上のもの
・Specialty Coffee:SCAJ、COEの評価が80点以上のもの
・Premium Coffee:SCAJ、COEの評価が76点以上のもの
・Comercial Coffee:SCAJ、COEの評価が86点未満のもの
最後に
美味しいコーヒーの要件はいまだ日々変化していっています。
ほんの一頃前まではコーヒーの酸味そのものがまずいという認識でした。
嗜好品であるコーヒーの美味しさは
最終的には好みに合うかという点になるでしょうが、
お店ごとのおススメは飲み比べていってみたいですね。
ちなみにウチのお店のおススメは
香ばしいビターチョコの風味
ブラジルハニーショコラです。
現在ウチで取り扱ってるコーヒー豆は下記
BASEで取り扱っているものがありますので、
よろしければご覧ください。
よろしければご賞味ください。
ここまで読んでくれてありがとうございます。
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