こんにちは
豊東珈琲工房です。
先日から桃やブドウといった初夏からのフルーツが入荷しています。
父の日プレゼントにコーヒー豆はいかがでしょう?
また、物ではなく思い出を送るのもいいかもしれませんね。
コーヒー豆の精製方法についての紹介を
またしていきたいと思います。
今回はハニープロセスといった一風変わった精製方法です。
以前紹介た精製方法の水洗式(ウォッシュト)では
パーチメントについたミューシレージ(糖分を含んだ粘物質)を
発酵槽で取り除いてから乾燥させていました。
ハニープロセスではこのミューシレージを残したまま乾燥させる手法のことです。
このハニープロセスを経たコーヒーは
ユニークな風味を持った甘い仕上がりとなります。
ではすべてのコーヒーが何故ハニープロセスの行程を踏まないかというと、
この行程は非常に手間がかかる精製方法だからです。
ミューシレージを残すことによって
糖分の風味を残すことができますが、
糖分が残っているため乾燥中の豆同士がくっついてしまい、
そこからカビたり腐敗する恐れが出てきます。
このため乾燥するにもアフリカンベッドと呼ばれる
木枠で囲ったもので小分けにして管理したり、
手でかき混ぜてくっつくことを防いだりする必要がでてきます。
また風味や味を作る点でもどの程度豆にミューシレージを残すかなど
農園や作り手によって技術やこだわりが見えてくる精製方法でもあります。
美味しいコーヒーを作るのに手間暇かかる点ですね。
ハニープロセスにはミューシレージを残す割合等で
いくつかの段階分けがあります。
①ナチュラル:果実のまま乾燥させたもの
②ブラックハニー:ミューシレージの割合90~80%
③レッドハニー:ミューシレージの割合80~60%
④イエローハニー:ミューシレージの割合60~40%
ナチュラルは乾式とも呼ばれる精製方法ですので、
また別の機会に記事にしたいと思います。
ハニーと付いたコーヒーを見つけたら
コーヒーの甘さの風味を感じてみてください。
ここまで読んでくれてありがとうございます。
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